アスリートカフェ カフェオーナー 伊藤数子

  今朝も元気に開店

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お行儀

土曜日、電車にのった。早朝だ。結構混雑していた。

ドアの付近に2組の親子が立ってる。お母さんと4~7歳くらいの子どもが二人ずつで合計6名。二人のお母さんはそれぞれの子どもにコンビニのおにぎりを食べさせている。勿論本人たちもばくばくと召し上がっている。電車が揺れると「きゃ~!こぼさないでね~。わぁ~」と子どもたちに大きな声で注意する。

呆然としながら隣に眼をやると、その座席一列は一人の男性を除いて全員が朝ごはんを食べていた。子ども二人と母親とおばあちゃん。30代のご夫婦。合計6名。

気味が悪くなり私は身体の向きを変えた。そこは3人がけの席だ。70代のウォーキング風の格好をした男女。仲良く二人で3人がけの席に座り、二人の間に押し寿司の入った箱を空け、「もう一つどうぞ」「いや~~~」「そんなこといわないで、もっと食べなきゃ元気がでないから」「そうだね~、じゃあ、もう一つ・・・」とか、実に楽しそうにやっている。周りには立っている人がたくさんいる。

まっすます気持ち悪くなり、隣の車両に移ろうかともおもったが、こんなことでなぜ私が移動せねばならぬのか、と思うと癪に障り、その場にとどまって観察することにした。

一番残念だったのは、ご高齢のお二人だ。このくらいのお年の方にはこんなことをしてほしくない。

数年前、会社でこんなことがあった。ある女性社員がかばんをテーブルの上にどんと置いた。私は床に下ろすように言った。するとどうしてか、と問われた。「行儀が悪いからやめろ」と答えた。

懐古趣味のつもりはないが、昔「行儀が悪い」というのは、その所作や作法を正すのに十分な一言だった、と思う。ご飯をほんの一口だけに残すと「行儀が悪い」と叱られ、最後まで食べた。理由を問うことはなかった。

なぜそれをしたらいけないのか。「行儀が悪い」のひとことで躾けられるべきことがたくさんある。喝破され、身体が覚えればよい。そして後に身に着けたことに理由を自ら見つけていくもんなのじゃないか。私たち人間には、後から反芻することでいろんなことが分かってくる素晴らしい能力がある。教わったこと、経験したことを思い返してみるとこういう意味だったんだ、と分かってくることがたくさんある。

この3人がけの座席に座っているご老人お二人には、日常的に若いもんを「行儀が悪い」と言って正す役目を担っていてほしかった。悲しいかなこのお二人のその様子はうかがえない。逆にどんなに車内が混んできても押し寿司の場所を譲るべきだと気がつかないこのふたりに大いに落胆した。



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  1. 2010/03/29(月) 23:48:18|
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